突然の別れ…。
朝出勤途中、行きつけの居酒屋さんに張り紙が貼ってあった。
なんだろうと思ってみにいったら、閉店のお知らせだった…。
しかも、昨日付けで閉店って…。
昨日通りかかったときには何も貼っていなかったのに…。
30日にいこうと思っていたのに…。
ここの居酒屋に通いつめて、かれこれ4~5年になるだろうか。
決して安いとはいえないけど、月1回、ここでしっぽりと少人数で
おいしい肴をつまみながら、楽しくお酒を飲むのが何よりの楽しみだった。
ちょっと頑固な店主さんと、愛想のいいおかみさんが切り盛りしていたちっちゃなお店。
とても居心地がよくて、大好きな場所だった。
何もいわずともグラスが空になったら、ビールをだしてくれたり
誕生日の祝いでケーキにろうそくを立てたら、何もいわずとも照明を落としてくれたり
たまにだしてくれるメニューにない旬のものなど
気配りのいき届いた最高の場所だった。
そんな大好きな場所だったから、母の日にはここ2~3年、お花を贈り続けた。
いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いしますと。
もちろん、いつか終わりがくることはわかっていた。
でも、突然すぎた…。
閉店のおしらせを目の前に、しばらく動けなかった…。
はっきりいって、ここのお店以上の場所はない。
かわりのないものを失った寂しさが、朝の出勤前に怒涛のように押し寄せた。
大好きだった特注品のきんきの煮つけ。
旬の魚に他のものとは一味も二味も違う違うザンギ。
ここで飲む格別なビール。
もう味わえないと思ったら、悲しくなってきてしまった…。
でも、このように思うのは自分の傲慢だと思った。
いろいろ苦労なされて、だされた結論なのだから。
自分は、この結論を時間はかかるだろうけど、受け入れようと思う。
最後に、
長い間、本当に
ありがとうございました。
と、声を大にしていいたいと思います。
悲しいけれど…。
お疲れ様でした。